野菜を食べることは体に良く、便秘解消効果もあるといわれています。
それでは、野菜ジュースを飲んでも便秘解消効果はあるのでしょうか?
ほとんどの人は、野菜ジュースは便秘解消に効果があると思っていますが、実はそんなことはありません。
野菜ジュースを飲んで逆に便秘になってしまうことがあります。
それでは、そのことについて説明していきます。
野菜ジュースを飲むと、逆に便秘になる理由
野菜は便秘解消に効果的という考えは誰もが持っています。
そんなことから、便秘を解消するために野菜ジュースを毎日飲んでいたら、逆に便秘になったという人もいます。
では、なぜ便秘になってしまったのでしょうか?その理由はとても単純なことです。
朝、食べ物を食べないで、野菜ジュースだけを飲む
朝、食べたくないことや、食べる時間を削るために、野菜ジュースだけを飲むと便秘になりやすくなります。
そのことは、ダイエットにはとても良さそうですが、便秘を促進させてしまいます。
野菜ジュースだけをとると、腸の運動が活性化されず、逆に腸の運動が低下してしまいます。
そうすると、便が出にくい状況になり、便秘になってしまいます。
そのため便秘を解消するには、野菜ジュースだけでなく、固形物を食べることも必要です。
朝起きてから朝食をとるということは、便のリズムを整えるのに必要なことです。
そのため便秘に良いと思い、野菜ジュースだけを飲んでいると、便秘になってしまうことがあります。
また、朝に野菜ジュースを飲むのなら、起きた直後に飲むと良いでしょう。
眠っている間に体の修復や成長にエネルギーが使用されるため、朝はあまりエネルギーが残されていません。
そのため、起きてすぐに野菜ジュースを飲むと、効率的に栄養を補給することができます。
そして、野菜ジュースを飲んだ後は、必ず朝食を食べるようにしましょう。
野菜ジュースの飲みすぎ
便秘解消のために野菜ジュースをたくさん飲んでしまうと、便秘の原因になります。
野菜ジュースにはビタミンやミネラルが含まれています。
そのミネラルの一つでもある食物繊維も含まれています。
その食物繊維を摂り過ぎることによって、便秘になってしまうことがあります。
水溶性の食物繊維は水に溶けて善玉菌の餌になりますが、不溶性の食物繊維は水に溶けずに、腸のぜんどう運動を促して便秘を解消させる効果があります。
そして、便のカサを増やして便を排出する効果もあります。
しかし、食物繊維を摂り過ぎることによって、便のカサが増えすぎてしまいます。
そのことにより、便が排出されにくくなります。
そのため、野菜ジュースの飲み過ぎは良くありません。
野菜ジュース
以上のように、野菜ジュースのせいで便秘になるというわけでもなく、野菜ジュースの飲み方が原因で便秘になることがあります。
そのため、野菜ジュースが悪いということはありません。
したがって野菜ジュースの効果を得たい場合は、1日1杯くらいにしましょう。
また、便秘解消や健康効果を得たい場合は、野菜ジュースよりも青汁の方が効果的です。
ほとんどの野菜ジュースは濃縮還元製法で、熱により栄養を失っていますが、青汁は栄養素が失われる製法をされていないので、栄養が豊富に含まれています。
そのため、便秘解消や健康に効果的です。
まとめ
野菜ジュースは、食物繊維も含まれているので、上手に飲めば便秘に効果的ですが、間違った飲み方をすると逆に便秘になってしまうことがあります。
そのため、飲み方には注意する必要があります。