どこかで耳にしたことのある″痛風″とは一体何？
痛風とは、体内に尿酸が溜まりそれが結晶化して関節に激しい痛みを感じたり、放置しておくと腎臓を悪くしたりもする重い病気です。
ではこの尿酸とは何なのでしょうか。
簡単に言うと、食品に含まれるプリン体と呼ばれるものが食事により体に取り込まれ、代謝された後に体内に残るゴミの様なものです。
つまり、体に必要のないゴミが体内に蓄積し、結晶となって内臓や関節にダメージを与えてしまうのがこの病気の特徴です。
元々は5～60代の男性に多く発症しやすい病気として知られてきましたが、近年では若い世代(特に30代が多い)の男女にも発症するケースが増えてきている様です。
『課長、痛風になったらしいね。まぁ若い俺達にはあまり関係の無い病気だよな』
と気楽に構えているお若いあなた。痛風は年齢からくるものではなく、その乱れた食生活や栄養の偏った食事が原因となっている事をご存知でしょうか。
痛風は贅沢病？
痛風と聞いてよく耳にするのが、『痛風は贅沢病だ』というセリフ。
それも確かにその通りで、冒頭でもお話ししたように痛風は体に蓄積された尿酸が原因です。尿酸はプリン体が作り出したゴミであり、このプリン体を多く摂れば摂るほどその残りカスの量も半端なく蓄積されてしまいます。
このプリン体が多く含まれている食品の例としてあげられるのが、鶏や豚、牛のレバー、カツオ、ブリ、マグロ、エビ、牡蠣等のものや、ビールにも多く含まれています。
これらのものはやはり一般的に贅沢な食品であり、これらの食品を食べ過ぎる・飲み過ぎることは贅沢な食生活であるとされてもおかしくはありません。
バランスの良い食生活を取らないと辛い痛風に悩まされてしまいます。夜も眠れないほど関節や爪先に激痛がほど走り、その痛みは風があたるだけでも痛みを感じるという程に辛い痛みなのです。大きなストレスにもなりかねません。
でも美味しいからやめられない..
そうです、痛みを伴っても尚美味しいものはやめられない。欲求になかなか逆らえないのが人間です。
だから仕方ない、仕方ないから病気になるのも仕方ないとまた冷蔵庫の大量のビールをクイッ、ウイッといってしまいますか？それはよくありませんね。
かといって我慢しすぎるのも体に毒です。ならばどうすればよいか。
少しだけ贅沢を控えて、より健康なものを体に取り入れてあげれば良いのではないでしょうか。
青汁は痛風に良いって本当？
本当です。青汁は沢山の種類の緑黄色野菜から作られている健康な食品です。
これらに含まれているビタミンやカルシウム、カリウム、葉酸、クエン酸が体の尿酸値を少なくし、痛風の痛みを楽にしてくれます。
特に効果的なものとしては、無添加、無糖の青汁が良いとされています。
勿論、尿酸を体に作りやすい方、体質等にも効果は左右されますが、痛風だけではなく栄養素も高いので病気予防やダイエットの為にと摂取されている方も多い様です。
ですが、しっかり用法用量をしっかり守って摂る様にしてください。何事も、適度というものが大切です。
辛い病気″痛風″にならないために
青汁を摂取する事も良いことですが、最もは乱れた食生活に気を付ける事やバランスの良い食事をすること、運動をしっかり定期的にしていくこと、アルコールの量はグイグイグビッからグイッ程度に控える事、そして良い生活習慣があなたを様々な病気から守ってくれます。
明日からではなく、たった今から良い習慣を身につけるように心がけてみましょうね。