青汁って実は肝臓に悪いんじゃないの?
インターネットで『青汁 肝臓』と検索すると、青汁=肝臓を悪くする飲み物というワードに引っ掛かる事があります。
まず初めに、そういった検索記事から抱いてしまった青汁に対しての『肝臓に悪いの飲み物なのかな..』というイメージをこの記事を読むことで一度リセットしてもらえると良いなと思います。
何故、青汁は肝臓に悪いと言われるのか。
青汁には野菜に含まれる沢山の栄養素が備わっており、体の健康に良いと昔から愛され続けてきた健康補助食品の一つです。
ご年配の方から、近年では美容やダイエットのためにと若い女性にも多く飲まれているとても良いものです。勿論、肝臓にもよい効果をもたらしてくれます。(これは後程お話致しましょう)
しかし、中にはあまり服用をオススメできない方がいます。
それは、『肝臓や腎臓の機能が著しく低下している方』です。
肝臓の働きというのは、体内の毒素を外に排出したり、アルコール等を分解したりしてくれる働きを持っています。この働きをする肝臓が著しく弱まっている方には、青汁に豊富に含まれた″カリウム″やミネラル成分が負担になってしまうのです。
腎臓にも同じような消化機能があります。その腎臓が弱まっている方が飲んだ時に及ぼす可能性のある病気として考えられるのが『高カリウム血症』という病気です。
腎臓には体の老廃物を尿にして外に排出する働きがありますが、この機能が弱まっていると青汁に含まれるカリウムが上手に排出されず、しびれや脱力感、吐き気等を催してしまいます。これがその高カリウム血症の症状であり、これらの理由があるのであまりオススメはできません。
じゃぁやっぱり肝臓に悪いのでは..
矛盾している様に思えますが、そうではありませんよ。持病持ちの方には確かに合わないものではありますが、健康な体の方にとっての青汁というのは更に健康な状態を保ち、それ以上に肝機能をアップさせてくれて、悪い病気からサポートしてくれる良い飲み物なのです。
なぜ青汁が肝臓に良いかと言うと、青汁に含まれる豊富な栄養素(ビタミン、食物繊維、ミネラル類等々)が肝臓の病気を予防し、飲み過ぎ・食べ過ぎの弱りかけの肝臓の回復を促してくれる効果があります。
中に含まれるビタミンC、ビタミンB、ビタミンE等のビタミン類は肝臓の細胞を再生させ、良い状態を保つ働きをしてくれます。
これは普通に野菜を食べるも何倍ものビタミンを摂る事ができるため、より効果的です。
また、青汁に含まれるケールの成分が飲み過ぎた日のアルコールの代謝を促進してくれるので、肝臓への負担を軽減してくれます。
中には大麦若葉の入っている青汁もあります。この大麦若葉の入っている青汁は、″沈黙の臓器″とされる肝臓に、気付かないところで密かに脂肪が溜まっていくのを防いでくれる作用があります。
つまり、代わりにこの脂肪肝から防いでくれる上に脂質を分解する肝臓の働きを代行してくれるため、余計な負担がかからなくなります。
青汁は肝臓の″お医者さん″
肝臓の状態を良くし、更にサポートまでしてくれる働きのある青汁は、まるで私達の病気を治療することで治してくれて改善方法まで教えてくれるお医者さんの様な存在です。
体を悪い病気から防ぎ、健康な状態を保つには生活習慣を変えなくてはなりません。それには沢山の運動や、食事制限を余儀なくされてしまいます。そこには沢山の我慢や苦労が待ってきます。
しかし、青汁を毎日かかさず飲むことで体の状態を良く保てるのならそれが一番簡単で良い方法ではないでしょうか。