野菜ジュースを飲むことは健康にいいのか?

みなさんは【野菜ジュース】と聞くと大体は店頭で販売されているパックやペットボトルの“1日分のビタミンC”や“たっぷりポリフェノール”などと表記されているものを考えますよね。

日々の暮らしの中で、野菜を買って、自分で手作りの野菜ジュースを飲む ということはなかなか出来ることではありません。市販の野菜ジュースでは250ml〜1000mlくらいのものが販売されており、飲みきりサイズであったり、家庭用にもちょうど良いですよね。

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市販の野菜ジュースってどんなもの?

市販の野菜ジュースはどのような作られるかご存知でしょうか?家庭で作る野菜ジュースのようにミキサーにかけるだけとはいかないのです。

市販の野菜ジュースではほとんどが皆さんもパッケージに表記されているものをお目にしたことがあるかと思いますが、“濃縮還元”されているものであったり、その他にもストレートタイプがあります。どちらにしろジュースに加工する製造過程で野菜のあらゆる成分が減少してしまいます。

濃縮還元の製法とは、簡単に言うと原料を搾汁し、摘出した原液を加熱して水分を飛ばし、濃縮液を作る。

そしてその濃縮液をジュースにするためにもう一度水分を加えて、元の濃度へと戻すということだそうです。なかなか手間のかかる作業のようですがこの搾汁をしたり、特に加熱をすることによって食物繊維やビタミンCが減少してしまうのです。

そこで、市販の野菜ジュースには減少してしまった成分を補うために食品添加物で水溶性食物繊維やビタミンCを補充しています。

食品添加物…と聞くと、身体に悪いのではないかと感じてしまうかもしれません。しかし香料や着色料といった添加物とは違い、栄養補強として用いられているのでそこまで気にすることはないと思います。

野菜ジュースの飲み方、選び方は?健康にいいの?

では野菜ジュースはどんなことに気を付けて飲むべきなのか、選ぶべきなのかを考えてみましょう。

まず、極端に言うと野菜ジュースを飲むなら野菜は食べなくても良い なんてことはないのです。よく市販で見かけるパッケージには“1日分の野菜が摂取できる”などといったことが書かれてありますが、「これを飲んだら野菜を食べなくて良い!」などとは決して書かれていません。

1日の食事バランスを基準においてあくまでも野菜ジュースは足りない分の栄養補給
として飲むものなのです。

なので1日で野菜の栄養を沢山摂りたいからといって、1日に何杯も飲むなんてことも良くありません。1日の野菜ジュースの摂取量としては250ml程度のものであれば一本、1000mlなどであればコップ1〜2杯が目安ですね。

昼食をコンビニでおにぎりやパンで済ますときには飲み物をコーヒーやジュースではなく、野菜ジュースにする などといった感覚で飲むのが良いのではないでしょうか。

そして肝心なのがどんな野菜ジュースを選べば良いのかですね。先程にもお話した通り、市販の野菜ジュースには少なからず添加物が含まれていることがほとんどです。

野菜ジュースを買う際には、一度裏面を見てどのような成分が含まれているのか栄養成分表示を確認してみるのが良いかと思います。そこには「マグネシウム 〜g葉酸が 〜g」などと沢山の成分表示がちゃんと書かれあります。

そして、一番気を付けたいことが栄養補強以外の目的で使われている添加物がどれだけ入っているのかですね。

これは食塩・砂糖・保存料・香料・着色料 ・甘味料など健康を意識して飲みたい野菜ジュースの中にはあまり入っていてほしくないものです。

ただ製造過程で、野菜や果実の香りが飛んでしまうので香料を野菜のみのジュースでは飲みにくさがあるから甘味料をジュースという嗜好品としては使うことがあるのです。しかしこれらの添加物は少なければ少ない方が良いのでそういったところを確認して選ぶべきかと思います。

じゃあ飲み過ぎが良くなかったり食品添加物が入っていたりしていて本当に健康に良いの?と思ってしまいますよね。

まず、何事も“やり過ぎ”は良くありません。

野菜ジュースでは1日の摂取量の目安があるようにこれをきちんと守っていれば悪いなんてことはないと思います。食品添加物に関しては、安全性のないものは使用できないことになっているので身体に大変な悪影響があったり危険なこともありません。

むしろ、健康であるために理想的な栄養素の摂取量を普段の食生活で摂れていないのであれば、野菜ジュースの目的でもある、足りていない栄養素の補給と考えて栄養素を摂れるように飲むほうが健康には良いと思います。

こうしたことを踏まえた上で、1日の摂取量を考えて美味しく、手軽に野菜ジュースを飲みたいですね。

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